電気用語(随時追加)

あ行

・オームの法則
回路に流れる電流は、加える電圧に比例し、抵抗に反比例する法則のこと。
電流I(A)=電圧V(V)÷抵抗R(Ω)、抵抗R(Ω)=電圧V(V)÷電流I(A)、電圧V(V)=電流I(A)×抵抗R(Ω)

・イーサネット(Ethernet)
コンピューターネットワークの規格の一つで世界中のオフィスや家庭で一般的に使用されている優先のLAN(Local Area Network)
で最も使用されている技術規格。OSI参照モデルの物理層とデータリンク層に関して規定している。

か行

・起電力
電源の電圧のこと。単位は電圧と同じV、記号はEを用いる場合がある。

・契約容量
電力会社と契約するときの電気の容量を指します。この契約容量が電気の基本料金となります。

・交流(Alternate Current=AC)
身近なものでいうと家庭用のコンセントで、磁石のN-Sを交互に動かすことで、プラス極とマイナス極が交互に流れること。

さ行

・ジュールの法則
抵抗のある導体R(Ω)に電流I(A)が連続して流れた時間(t秒間)で発生する熱量H(J)の法則のこと。
計算式は・・・H=I²×R×t(J)ジュール。

・ジュール熱
電気の作用の一つに熱作用があります。電気のエネルギーを熱のエネルギーに変換する働きのひとつです。この時に発生した
熱のこと。熱の大きさを表す量のことを熱量といい、記号はH、単位はJ(ジュール)です。

ジュール熱と電力量の関係
ジュールの法則よりH=I²Rt(J)です。電力量を表す計算はまず電力を求めて、それに時間を乗じました。電力の項目で、
P=V×I(W)をI²R(W)と変換し、さらに時間t秒を乗じると電力量W=I²Rt(W・s)になります。ジュールの法則の
計算式と電力量を求める計算式は同じことがわかります。つまり1(W・s)の電力量は1(j)の熱量と同じことです。
電気の働きで考えると1(W・s)の電力量で1(J)の熱量に変換される、作り出されるということです。
流れる電気の量が大きければ、発生する熱量も大きくなるということ。

・従量電灯
従量という意味は使用量に応じで課税、課金される方式です。よって電気の使用量によって支払い料金が加算されること。

・実量制契約
30分ごとに計測される使用電力量のうち、1年で最も高かった値(ピーク電力)に基づいて基本料金が設定される契約。

・スマートメーター
通信機能を備えた高機能の電力量計のこと。遠隔での電力量の検針や契約容量の変更、HEMSとの連系で使用電力の
「見える化」で省エネに貢献など、様々な機能を備えた電力量計です。今後の設置予定は、現在使用しているメーターの
検定有効期間満了に伴う定期的な交換や新築での電気申し込みに合わせて設置します。(東京電力)
設置を希望する人に対応するのではなく、電力メーター情報発信サービスを利用する人を対象に設置します。(東京電力)

・接触抵抗
2つの導体を互いに接触させて電流を流すと、その接触部に電位差が生じ温度上昇する。接触部に抵抗がある為でこのことを
接触抵抗という。

・接地抵抗
電気を帯びた導体を抵抗値の小さい銅線で大地につなぐことを「接地」するという。接地すると導体の電位を大地と等しくする
ことができるので、導体に触れても感電しない。漏電や感電事故の防止に電気機器の外枠や金属管、低圧電路の1線などを接地
するのは、電位差を無くすためです。接地に使用される接地棒や接地板と大地との間にできる抵抗を接地抵抗という。
接地抵抗は小さい程よい。


・絶縁体
電気を通しにくい物質のこと。

・絶縁体の耐熱クラス
電流の漏れを抑える絶縁体の耐熱性は連続して使用できる許容温度によって耐熱クラスが分類される。許容最高温度90℃での
絶縁体の耐熱クラスは「Y」、105℃で「A」、120℃で「E」、130℃で「B」、155℃で「F」、180℃で「H」。

・絶縁抵抗
絶縁された導体と大地などとの間の電気抵抗のこと。

・専用電源(専用回路)
分電盤内部にある分岐ブレーカーをその設備の専用の電源として使用する回路のこと。一般に分岐ブレーカーの容量は20Aと30Aがあり、電圧も100Vと200Vがあります。使用する設備の電気容量が多いものは専用の回路となります。電子レンジや冷蔵庫、エアコンや化粧台コンセント、IHなどはその設備専用の回路となります。

た行

・直流(Direct Current=DC)
身近なものでいうと乾電池で、プラス極からマイナス極へ常に一定の方向に流れること。

・抵抗
電気抵抗ともいい、記号はR単位はΩ(オーム)。抵抗は長さに比例し、断面積に反比例する。

・抵抗値と温度の関係
物質の抵抗値は温度が変化すると変わる。温度上昇と共に抵抗値が増加する物質と、減少する物質がある。

・抵抗率
電流の通りにくさの度合いを表す。→導電率。

・電圧
電位差のことで電気を押し出す力とすると、電圧が高いほど電気が多く流れ電流の値も大きくなる。記号はV、単位はV(ボルト)

・電位
電気的な位置の高さのこと。

・電気
電気は電位の高いところから低いところに流れます。

・電気回路
電気が流れる回路のこと。

・電気量
電流の大きさを1秒間に流れる電気の量で表したこと。記号はQ、単位はC(クーロン)です。

・電源
電気の源のこと。

・電流
電気の流れのこと。電流を表す記号はI、単位はA(アンペア)です。

・電力
電気が単位時間(1秒間)に行う仕事量のこと。記号はP、単位はW(ワット)です。電力P(W)=電圧V(V)×電流I(A)
オームの法則より、電圧=電流×抵抗なので、電力P=電流×抵抗×電流にも変換できる。P=I×R×I・・=I²R(W)になる。

・電力量
電気がある時間内に行う仕事量の総量のこと。記号はW、単位はW・s(ワット秒)W・h(ワット時)などを用いる。
電力の求める計算で、P=V×I(W)でした。この仕事量にかかった時間が電力量です。W・s(ワット秒)は電力(ワット)に
かかわる時間(秒)で表します。

・電力小売全面自由化
消費者が使う商品を商店が売ることを「小売」といいます。「小売」する商店以外の業者が商店に商品を売ることを
「卸売」といい、生産者からの仲介役です。「生産者」→「卸売業者」→「商店など」→「消費者」電力の場合、今までは
電気を「小売」することができたのは電力会社に限られていました。「電力会社」→「電力消費者」電力の小売自由化は
2000年に特別高圧受電契約をしている大規模事業所にはじまり、その後高圧受電契約をしている事業所にも対象が
拡大されました。電力の自由化の目的は、一方的に「売る」→「買う」のシステムから、「売る」側が独占でなく、
増えることによって競争が発生して電気料金が下がることが目的です。そして、特別高圧受電契約をしている事業所、
高圧受電契約をしている事業所などから、低圧受電契約している全ての電力消費者が、多くの電力をを売ってくれる
電力小売業者を自由に選んで「買う」ことができます。「電力小売自由化」→「電力小売全面自由化」

・電力メーター情報発信サービス
(Bルートサービス) スマートメーターで消え即したデータを自宅内のHEMS機器へ送信するサービスのこと。

・導体
電気を通しやすい物質のこと。

・導電率
電流の通りやすさの度合いを表す。→抵抗率

な行

 

は行

・比熱
ある物質1(g)の温度を1(℃)上昇させるのに必要な熱量のこと。1気圧のもとで1グラムの水の温度を1度上昇させるには
4.2ジュールの熱量が必要です。またジュールではなくカロリー(cal)で表す場合は、同条件で1カロリーです。
つまり4.2(J)=1(cal)ということ。1(J)=0.24(cal)にも変換できます。

・負荷
電気エネルギーをほかのエネルギーに変換するもの。

・分電盤
電気を建物内の各電気負荷(照明やコンセント、冷蔵庫やテレビなどの家電、設備機器など)に分配する電気の中継点。
電力会社からの電気を分配し、また太陽光発電から発生した電力も分配します。

ま行

・漏れ電流
導体を絶縁体で覆っていても絶縁抵抗は無限大ではなく、絶縁体に高い電圧を加えると絶縁体内部や表面を通って電流が流れる。
この電流を漏れ電流という。


 

や行

 

 

 

 

ら行

・リンクアップ
LAN回線が接続され、有効になること。

・漏話
電話用語で、電話回線の信号が電磁誘導や静電誘導により、他の電話回線に漏れ出す現象のこと。LANケーブルの場合、同じLAN
ケーブル内の対(ペア)の信号が他のペアに影響を与えること。

・UPS無停電電源装置
交流電気を充電し、停電時でも停電がない状態で機器を保護する装置のこと。